2004-03-11
[OSS]すごいプログラマー
いまレイモンドの「伽藍とバザール」を再読(筆者の読書は電車の中のみなのですごく遅い)しているのだがこんな言葉が出てくる。
何を書けばいいかわかっているのがよいプログラマー。 何を書き直せば(そして何を使い回せば)いいかわかっているのが、すごいプログラマー。
これまでオレは多くのコードを書きすぎた。昔は標準ライブラリもほとんど知らなかったからstrlenすら自分で書いていた。趣味で書いているプログラムではなくてPSのゲームプログラムにである。すごいプログラマーからはほど遠い。この先も自分がすごいプログラマーになれるなんて思っていないが、それでも最近はほとんどコードを書かずにひたすら調べて、考えてばかりいるのは、いい傾向かもしれない。
もう一つ「伽藍とバザール」から。
賢いデータ構造と間抜けなコードの方が、その逆よりずっとまし。
これはMySQLを使うべきかということに大きなヒントを与えてくれている。MySQLを使えば少なくともデータ構造を明確にコードから切り離すことができる。やはりMySQLを使うべきか。昨日、ruby-listにWindowsでのMySQL/Rubyの使用について質問を投げたらMySQL/Rubyの作者とみた氏からRuby/MySQLを試したみたらどうかとのご教授をいただいた。基本的なことなのにMySQL/RubyとRuby/MySQLが別にあったなんて気づかなかった。まだ試していないがどうやら問題は容易に解決できそうだ。
さらに余談だが筆者はとみた氏と直接お話をしたことがある。Rubyの作者まつもと氏とも話したことがあるし、なんとMySQLの作者モンティ氏とも話したことがある。だた英語が駄目なのでMonty氏との間には通訳に入ってもらっていたが。こういう人たちに会うのは意外と簡単で、MLに流れるイベントにひょっこりと参加してしまえばいい。あとは近くに来たら思い切って話しかける勇気さえあれば何とかなるものである。