[ハッカーの悩み]ベッキーちゃん
昨日の夜、電車から下りる間際にようやくリーナスの著書それがぼくには楽しかったからを読み終えた。ビルゲイツの本も少しは面白かったけど、僕にとってはこっちの方が100倍エキサイティングだ。
で、いまの悩みはデスクトップ環境をLinuxに移行できるか?だ。著書を読んでリーナスのファンになったし、もっとLinuxというものを知りたいし、そして何よりも今後オープンソースという物がどこへ向かい何を実現するのかを身近に体感したい。一日の活動時間のほとんどをパソコンの前で過ごしているが、はたして僕はパソコンで何をしているのだろう。その作業はLinuxデスクトップでも可能だろうか。日頃よく使うアプリケーションはこれらだ。
- エディタ(WZ EDITOR)
- ブラウザ(IE(Moon Browser))
- メーラー(ベッキーちゃん)
- エクセル
- ワード
エディタはLinux版のXZ EDITORというのがあるし、他にもよりプログラムに適したエディタは絶対に存在する。 ブラウザはMozillaでもたぶん我慢できる。 ネックはベッキーちゃんだ。過去の仕事のログはベッキーちゃんが持っている。ベッキーちゃんの記憶を引き継いで、さらにフィーリングがあうメーラーが見つかるだろうか。今なら探せば見つかるのかもしれない。 エクセル、ワードは自分で編集することはあまりないが、毎日数件の添付データが送られてくるし、それを紙に印刷することも多い。OpenOffice.Orgでどこまで正確な印刷ができるのか気になる。エクセル、ワードはちょっとした非互換が致命傷になりえる点で非常に難しい。
もうひとつ大きな問題がある。みんながゲームをやるのはWindows上なのだ。 僕はゲームをやらないからゲームをするためのWindowsは不要だけど、Windowsで動くゲームを作るためにWindowsが必要なのだ。これこそが最大のネックかもしれない。これさえ除けばそろそろ潮時かなと思う。少なくとも試してみる必要はありそうだ。
重要なのはフィーリングだ。たとえ列挙できる機能が同等であってもだめだ。 ユーザインターフェースはそんな単純なものじゃない。バーに表示されるフォントの位置がほんの少しずれるだけで気に食わなかったりする。使い勝手には慣れの要素も大きい。
今のWindowsが最高だとは思わないけど、十分にいいとは言える。WindowsのGUIは十分に優れている。乗り換えるにはショックが必要かもしれない。先日見たMac OS Xは衝撃的だった。はたしてこういう衝撃的なグラフィカルインターフェースをオープンソースが生み出すことになるのか。非常に興味深い。