2006-12-27
Ruby が小さくみえてきた
Basic と C/C++ と スプーン一杯程度の Perl しか知らなかったオレにとって Ruby は受け入れやすかったし、てきとーに書いても怒られないしとても柔らかいという印象だった。 Ruby を知ったのは 1.8 がリリースされる頃だった。
Ruby を使っているうちにたくさんの知らないことに出会って、とてもとても全体を把握できなかったのだけど、それでも何となく書くことはできたし、 C++ よりも圧倒的に便利な場面はたくさんあった。すぐに C++ に対して興味をなくしてしまった。でもやっぱり Ruby は知らない概念がいっぱいあって、知れば知るほどとてつもなく大きなものに見えた。
この後かなりの時間をかけて何となく Ruby の全体像が見えてきた気がした。そして、知りうる知識で少しでもいいコードを書こうと集中するようになった。 Ruby をうまく使うとコードが驚くほど短くなることに気づいた。煩わしい低レベルな実装から解放され、意識が高いところで移った。なんというか実装を高レベルなレイヤーで考える習慣が身に付いた(自然と C でのプログラミングもより高い視点を意識できるようになった)。 Ruby をうまく使うと目的を実現することに集中できるということかな。
少しでもいいコードを書きたいという意識が強くなり、ただの1行のコードにたいする集中力が高くなった。 Ruby のコードに集中しているうちに、 Ruby の多くの概念や機能が意外と小さなコアの上に成り立っているように見えてきた。もっといいコードを書くためにもっと Ruby の深部を知りたい。しかも、それは昔感じた Ruby の印象よりもずっと小さいのかも……(←いまここ)