2009-05-08
さくらインターネットにrubyとgemをインストールしたときのメモ
ここで扱う環境とバージョンは以下。
- さくらインターネット レンタルサーバーのスタンダードプラン
- ruby 1.8.7-p160
- rubygems 1.3.3
サーバーに最初から入っているrubyを使う手もあるようだが、 ここではローカル環境に最新のrubyをインストールし、インストールしたrubyにgemをインストールする。
以下コンソールで作業。
rubyのコンパイルとインストール
任意の作業用ディレクトリに移動して、最新のrubyをダウンロード。
wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/1.8/ruby-1.8.7-p160.tar.gz
解凍。
tar xzvf ruby-1.8.7-p160.tar.gz
コンパイル。(※「ユーザー名」は自分のユーザー名に置き換える)
cd ruby-1.8.7-p160 ./configure --prefix=/home/ユーザー名/local/ruby make
インストール。
make install
インストールが終了したらダウンロードしたソースやコンパイルしたファイルは不要(消して良い)。 コンパイルしたrubyは「/home/ユーザー名/local/ruby」にコピーされている。
「$HOME/local/ruby/bin」にパスを通す。 csh(デフォルトのシェル)を使っているなら、.cshrc の「set path」の先頭に「$HOME/local/ruby/bin」を追加する。
set path = ($HOME/local/ruby/bin /sbin /bin /usr/sbin ..(略)..)
.cshrcを書き換えたあと、シェルにログインし直して、インストールしたrubyが参照されるか確認する。 インストールした先にパスが通っていれば、シェルでのrubyコマンドは新しくインストールしたrubyが優先されるようになる。
ruby -v #=> ruby 1.8.7 (2009-04-08 patchlevel 160) [i386-freebsd6.1]
または、
which ruby #=> /home/ユーザー名/local/ruby/bin/ruby
で確認。
CGI等でrubyのパスを指定する場合は、「/home/ユーザー名/local/ruby/bin/ruby」となる。
gemのインストール
任意の作業用ディレクトリに移動して、最新のgemをダウンロード。
wget http://rubyforge.org/frs/download.php/56227/rubygems-1.3.3.tgz
解凍。
tar xzvf rubygems-1.3.3.tgz
インストール。(※上記方法でインストールしたローカルのrubyを呼び出していることに注意)
cd rubygems-1.3.3 ruby setup.rb
下記コマンドでgemのバージョンが表示されればインストール成功。
gem -v #=> 1.3.3
rakeをインストールする例。
gem install rake