Jewel-mmo開発日記

RubyでMMORPGを作る過程を記録する日記。 Yokohama.rb 発起人。
2011-10-20

36歳からでもリフティングはうまくなるか?

夏に36歳になった。36と言えばプログラマを引退すべきと言われるかもしれない年齢だ。

35歳までしかプログラミングできないかどうかは興味深いところではあるけども、 それはさておき、今日はリフティングについて考えてみる。

このところの週末は特別な事情がない限り、3年生の息子の通う地元の少年サッカーチームで親コーチをしてる。 コーチと言ってもオレはもともとサッカー経験者ではない。 とはいえ、コーチの役割はサッカーの手本を子供に見せることだけではないし、小さな子達をまっすぐ並ばせるだけでも骨の折れる作業なので、仕事はいくらでもあるのだ。

今年でコーチ3年目だけど、3年生になると子供の成長力が急激に上がるのを日々目の当たりにしている。おそらくゴールデンエイジと言われる12歳あたりではより高い成長力が期待できるのだろう。小学生の間でリフティング回数も10回程度から100〜1000回程度まで劇的に上昇する。

では大人のリフティング力についてはどうだろう。

2年半コーチをやってきた経験からすると、30代後半が中心メンバーであるコーチ達のリフティングはほとんど上達しない。上達するどころか衰えていくこともあるはずだ。

でもコーチの中にも例外はいる。もともとスポーツが得意だった38歳のあるお父さんコーチは、少し前からサッカーを初めてとんでもないスピードで上達しているし、うちのチームではオレも例外的な存在。子供の頃からサッカーはおろか運動全般が苦手だったけども、リフティングだけは30歳を過ぎてから100回を超えた。これまでほとんど右足だけでしか蹴れなかったので、今は左右の足で交互に蹴るパタンを練習している。これも練習しただけ着実に回数が上がる。

オレがボールを蹴り始めたのは28歳のとき。職場のメンバーとでフットサルをはじめたのがきっかけ。リフティングは最初は5回を超えるのも大変だったが、その後の地道な練習で最高170回をマーク。リフティングの練習時間はたぶんトータルで30時間くらい。最近は暇があると左右両足のリフティングを練習してるけど、練習時間は年間で2時間いかないくらいのペースじゃないかと思う。想像だけど単位時間あたりの上達量は、ゴールデンエイジには負けそうだけど、普通の子供には引けを取らないペースじゃないかと思う。

これは練習さえすれば誰でも出来ることだと思う。つまり単に練習をするかしないのかだけのことだ。

お父さんコーチは子供の頃サッカーを経験してた人が多いのだけど、リフティングが得意でない人もいる。30回続かない人もいる(今の子どもはレベルが高い!)。そもそもリフティングが得意でないコーチはリフティングを見せてくれない気がする。100回出来るまでやり続けろ言われたら果たして何割が合格できるだろうか。

さて、30歳を過ぎてからリフティングの練習をしていたオレからすれば、そんなコーチたちがすぐに上達するだろうことは簡単に想像できる。何もやってなかったオレとはそもそも足の器用さがぜんぜん違うのだから。今からでも少し練習すれば着実に上達するはずなのだ。

しかし、ある程度以上のスキルを既に獲得しているコーチが上達する例は見たことがないし、これから先も上達する気配はない。 あくまでうちのチーム内の何人かを見ての話ではあるけども。

なんにせよ結局のところ30歳代の既にサッカーのできるコーチたちはもううまくなりそうな気がしないのだ。これはリフティングに限った話ではない。なぜだろう?

  • 今さら練習したところでもう上達しないと思い込んでいる
  • 努力してまでうまくなりたいとは思っていない
  • そもそも上達することに興味がない(それなりにできるので特に困っていない)

こんな理由じゃないかな。これは実質的に限界に達しているということかもしれない。 でももっとうまくなれる可能性は多分にある。第一線で活躍してるプロなら話は違うだろうけど、ある程度のレベルまでならこの年からでもサッカーにおいて上達できる要素はたくさんあるはずだ。

で、自分がプログラマーとして既にこれ以上成長できないほどのレベルかといえば、全くそんなことはないわけで、なんだか似た話かもしれない。最近リフティングやってなかったけど、もう少しだけ積極的に練習継続してみよっと。