Bilboとは
BilboはRubyとSinatraで実装された超シンプルなブログシステムです。 動作サンプル(ノブナガver)。
プログラマにとって扱いやすいブログシステムを目指しています。 プラグインを探したり、あれこれ調べて設定するよりは、自分でソース書いた方が早い!という人にお薦めです。 UNIXやシェルを知らない人には向いていません><
- CODE
- http://github.com/dan5/bilbo
- BLOG
- http://dgames.jp/dan/ <= Bilboを使用しています!
なぜBilboを作っているか
ブログをやってると細かいところをカスタマイズしたくなってきませんか? 手軽にちょっとした機能を追加できるようにしたいのです。
それを実現するために、小さく、単純で、実装の理解が容易なコアシステムを構築することを目標としています。 どれだけシンプルに出来るかの戦いです。 そして、どれだけうまいこと出来るかを楽しんでいます。
ただしシンプルでありながらも拡張性は必須です。 拡張はプラグインで行います。 カテゴライズ、アーカイブ、パーマリンク、コメントやRSS配信といった基本機能もプラグインで実現しています。 こういった基本機能さえも簡単に追加できる柔軟性を持たせています。
コンセプト
今のBilboについて
- Ruby1.8.7、最新版1.9系をサポート
- CGI起動とサーバー起動の両方が可能
- デフォルトの記事フォーマットにHikiDoc記法を採用
- tDiaryからの記事のインポートに(ある程度)対応
日記の記事はテキストファイルに保存しています。 1エントリにつき1ファイルです。 おそらく容易にDB管理にできるかと思いますが、 (今のところ)ファイルによる記事管理のしやすさゆえにこうなっています。
今のBilboにないもの
- Webからの記事管理UI => 将来的にはプラグインで実現したい
- トラックバック機能
- Windowsでの動作保障
開発について
仲間を募集しています。 コンセプトに賛同いただいた上で、 より良いコアを提案・実装してくれる方、プラグインを開発してくれる方を歓迎します。 Bilboはたかだか数十行の実装ですが、まだまだ設計やコーディングに改良の余地があると思います。 もっと短く!もっと簡単に!
もちろん単にBilboを試してくれる方も大歓迎です。 気軽に#Bilboへ書き込んでもらえるとうれしいです。
最新版のコードはgithubにあります。 新規プラグインは「plugin/testing」に配置していただけるとすぐに取り込むことができると思います(やったことないけど…)。
開発コミュニティ(予定) => #Bilbo
ドキュメント
インストールと初期設定
RubyGemsが使える環境に加えて、SinatraとHamlが必要です。
gem install sinatra haml sinatra_more
Bilboはgithubから取得できます。
git clone git://github.com/dan5/bilbo.git
あるいは http://github.com/dan5/bilbo からダウンロードしてください。
Webサーバーとして起動する場合
SinatraベースなのでいきなりWebサーバーとして起動できます。
ruby setup.rb boot && cd boot ./server
必要に応じてbootディレクトリに作られるbilborcを編集してください。 ポート設定はserverスクリプトに記述されています。
CGIとして設置する場合
ruby setup.rb ~/public_html/bilbo cd ~/public_html/bilbo vim .htaccess vim bilborc
setup.rbで生成されたbilborcを必要に応じて編集してください。 特にcssへのパスをCGIを設置する環境に合わせて書き換える必要があります。 上の例では「~/public_html/bilbo/stylesheets/bilbo.css」にcssが作成されます。
.htaccessのRewriteBaseをCGIを設置するパスに合わせることが必須です。 例えば次のようになります。
#http://dgames.jp/~dan/bilbo/ にindex.cgiを置く場合 DirectoryIndex index.cgi RewriteEngine On RewriteBase /~dan/bilbo RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d RewriteRule ^(.*) index.cgi/$1 [L]
動作サンプルはさくらインターネットのCGIで動かしています。
ソースの構成
Bilboの動作に必要なソースについて解説します。
- start.rb ... 初期化処理を行いアクションを実行するSinatraスクリプトです
- bilbo.rb ... Bilbo本体です。ヘルパ、プラグインシステム、記事を管理するモデルが定義されています
- bilborc ... 実行ディレクトリに置かれるユーザ設定ファイルです
起動プロセス
- 起動スクリプト(./server or index.cgi)がstart.rbをrequireする
- start.rbにてsetupが実行される
- 設定ファイル(bilborc)をload
- bilborcに定義されているsetup_environmentが実行され、文字コード設定等の初期化処理
- プラグインをload
- start.rbで基本のアクションが設定される(start.rbはシンプルなSinatraスクリプト)
記事の書き方
data_sampleディレクトリにテキストファイルを置いてください。 またデフォルトはUTF-8に設定されています。
記事を置くディレクトリはbilborcで変更できます。
プラグイン
「実行ディレクトリ/config/plugins」以下に置かれているすべての.rbファイルが起動時にloadされます。 プラグインはファイル名でsortされ、その順序でloadされます。
※trap: seteup.rbは、「config/plugins」にプラグインファイル本体へのシンボリックリンクを作成することでプラグインを配置しています。
tDiaryからのインポート
準備中。
URLの解決についてもあとで書く。
記事のコンパイルとルール
記事のコンパイル設定に関してはbliborcを見てください。 単純な仕組みなので、例を見ればやっていることがわかると思います。 Entry.add_compilerメソッドはbilbo.rbで定義されています。
以下独自にコンパイルする場合のルールです。
- 日記のタイトルは<h2>〜</h2>とする
- 日記のタイトル以外に<h2>は用いないこと
ライセンス
MITです。